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無光沢、光沢、半光沢などニッケルメッキの基本浴として、永らくワット浴が使用されて来ました。ワット浴には、水素発生の抑制及びPH緩衝のために主成分としてほう酸が添加されています。
しかしながら、ほう酸を高濃度で摂取すると、嘔吐、腹痛、下痢及び吐き気などの症例が報告されています。
環境庁は、平成11年度に水質環境基準健康項目に指定、平成13年にはフッ素や硝酸性窒素等と同じく水質汚濁性の有害物質に指定し、排水規制物質としました。しかしながら、ワット浴に変わるメッキ浴が実用化されていない、安価な排水処理システムが開発されていない等の理由から、現在は暫定的に使用可能となっております。
弊社では、東京都立産業技術研究所と共同でほう酸の代わりにクエン酸を使用した環境にやさしいニッケルメッキの実用化実験に着手しております。クエン酸は飲料水などに添加されていることからも判るように人体にやさしく、ワット浴と同じように水素発生の抑制及びPHの緩衝作用があるだけでなく、かつ微小な皮膜結晶を作成するとの報告もされております。 |
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弊社 クエン酸浴 |
ワット浴
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硫酸ニッケル(M) |
1.07 |
1.07 |
塩化ニッケル(M) |
0.19 |
0.19 |
ほう酸(M) |
0 |
0.65 |
クエン酸(M) |
- |
0.08 |
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